今年2018年の「液体の化学夏の学校」は、講師に保科貴亮さん(日本大学)、大場正春さん(名城大学)のお二人を迎え、
8月29日(水)~8月31日(金)
にて「液体の誘電率」を主題に開催します。
かつて液体中の諸現象を、誘電体論、誘電分極の枠の中で理解しようとする試みが盛んに行われました。 けれどもそうした研究は、今日便利に使われたりはするものの、 その内実についてはあまり顧みられることなく、特に若い世代では 「Onsager の反作用場」なども耳遠いものになってきているようです。 こうした状況を踏まえ、今回の夏の学校は、新旧世代の交流を深め、前提となる知識を整理する意味も込めて、 「古典を読む」というコーナーを設け、先人の到達したもの、求めようとしたものを振り返るところから始めることにしました。 そして保科さんからは、実験的な立場から誘電率の測定の実際や応用、 大場さんからは、理論的な立場から誘電率の分子論の勘所といったところを、お話しいただこうと考えています。
会場の「あうる京北」は山の中。 山懐に抱かれて、誘電率にどっぷり浸かってみませんか? さまざまな分野・立場から、多くの方の参加を期待します。 また誘電率にも関わって、何か語ってみようという方あれば、どうぞお申し出ください。 スケジュール的には若干厳しいかもしれませんが、 調整しようと思います。
参加費等、今回の夏の学校の開催要綱は、次のページをご覧下さい。
第30回液体の化学・夏の学校開催要綱のページ
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参加ご希望の方は7月7日(土)までに、 吉村洋介(yyosuke@kuchem.kyoto-u.ac.jp) あてに、以下の事項を書いてお申し込み下さい。 Subject は「液体の化学夏の学校参加申し込み」としてください。
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