OZ式をめぐって

後記

オルンシュタイン-ゼルニケの論文を最初に読んだのは、10年以上前のことでした。 光散乱についての話はすっとばかして、最初の直接相関関数と全相関関数の議論の部分を何度も読み返しながら、F節で紹介したような、熱力学的な解釈を考えました。

この夏、本棚を片付けていて出てきた古いコピーの中に、オルンシュタイン-ゼルニケの論文がありました。 それを久しぶりに読み返してみて、若いころの自分を思い出すとともに、オルンシュタイン-ゼルニケの方程式について、できるだけ原論文に忠実に紹介するページを作ってみることにしました。

このページが、液体の物理化学的な理解に興味をもたれる方に、少しでも参考になれば幸いです。 またいろいろ思い違いをしていたりすることがあるかと思いますが、お気づきの点あれば指摘いただけるようお願いします。

2001年9月6日
吉村洋介


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